【スピリチュアル意味をわかりやすく解説】５つの種類を紹介

メディアをはじめさまざまなところで「スピリチュアル」という言葉を目にします。

そんなスピリチュアルには、主に５つの意味があります。

「霊的な・精神の（英語直訳）」

「宗教的民謡（18〜19世紀のアメリカ）」

「心のあり方・成功や普遍の法則（海外）」

「透視・予知・テレパシー（日本）」

「大いなるものの息の意（語源）」

一般的に日本では「精神的な」ことや「怪しい」などのイメージがあるのではないでしょうか？

そんな方のために、この記事ではスピリチュアルについて、以下の悩みや問題を解説してきます。

・スピリチュアルには、どのような意味のがあるの？

・なぜ日本では、透視や予知などのように怪しくなったの？

・語源は何？

・スピリチュアルをわかりやすく教えて

それでは早速どうぞ！

1.スピリチュアルの意味をわかりやすく解説
2.まとめ：スピリチュアルに共通する意味

1.スピリチュアルの意味をわかりやすく解説

「Spirit（精神）」は、英語の授業で習いますよね。

これを形容詞にすると「Spiritual」です。「精神的な」と言う意味があります。

つまり、スピリチュアルを大きくまとめると「見えない世界」のことです。

そのためにさまざまな解釈がされています。

ここでは、５つのスピリチュアルの種類について紹介します。

スピリチュアルの種類

①辞書での意味は「２つ」

「スピリチュアル」を辞書で調べると以下の２つの意味があります。

精神や霊魂に関するさま。精神的な。霊的な。
18世紀後半から19世紀末にアメリカ合衆国で生まれた宗教的民謡。
（出典：大辞林第三版）

それぞれの意味について紹介します。

⑴精神的な・霊的な

一つ目は、「精神や霊魂に関するさま。精神的な。霊的な」をわかりやすく言うと「目に見えないこと」です。

占いや宗教も含みます。

「目に見えない」ことなどで解釈が自由なので、多くの意味が生まれています。

例えば、お母さんが赤ちゃんを思う気持ちもスピリチュアルですし、占いや縁起物を信じるのもスピリチュアルです。

幅広い解釈ができます。

⑵アメリカ合衆国の宗教的民謡

２つ目に、「18世紀後半から19世紀末にアメリカ合衆国で生まれた宗教的民謡」です。

讃美歌よりも広い意味で使われ、ゴスペルソング等も含みます。

②「海外」と「日本」のスピリチュアルの違い

次に、現代においての「日本」と「海外」の解釈の違いについてみていきましょう。

「イメージ」と「使い方」を下の表にまとめました。

	イメージ	使い方
海外	世界共通の法則（普遍の真理）	医療や治療の一環
	成功するための方法	脳神経科学と心理学
	ポジティブで身近な当たり前なこと	科学や学術の研究対象
	心のあり方	スポーツやヨガの一部で取り入れる
	トレーニングできるもの	人類の向上
日本	あやしい	占いや宗教や心霊
	怖いもの	引き寄せの法則
	宗教ぽい	エネルギー・パワースポット
	胡散くさい	ヒーリング・透視
	怖いもの	心理学

それぞれ解説していきます。

⑶海外は「学問やスポーツ」

現代の海外でのスピリチュアルの解釈は、「心のあり方」から医療や治療の学術的研究対象になっています。

日本人のイメージでは、メンタルトレーニングなどのニュアンスも含んでいます。

スポーツでもヨガをする選手が増えていますよね。

その理由は、それだけ「スピリチュアル」を研究し効果があるからでしょう。

実際に、ヨガをすると以下のような効果があると学術的研究でもわかっています。

視力の向上
糖尿病を制御
睡眠障害の改善
ストレス軽減
集中力が高まる

海外では、以上なことも「スピリチュアル」と用いています。

⑷日本は「透視・予知・テレパシー」

日本のイメージ「占いや透視、宗教、ヒーリング」などのように、怪しさや胡散臭さが先立っていますよね。

その理由は、ビジネスが背景にあるのではないでしょうか？

商業的観点で依存をさせお金儲けをすることを優先した結果「スピリチュアル」は、怪しいとなったように感じます。

テレビで使われる「スピリチュアル」を見ても透視やテレパシーのように「目に見えない」漠然としたものが多いですよね。

「スピリチュアル≒メンタル」と考ると、怪しさはないかもしれません。

③語源から見るスピリチュアルの意味

スピリチュアルをWebで調べてみると下記のような意味があります。

スピリチュアル（英: spiritual）
ラテン語の spiritusに由来するキリスト教用語で、霊的であること、霊魂に関するさま。英語では、宗教的・精神的な物事、教会に関する事柄、または、神の、聖霊の、霊の、魂の、精神の、超自然的な、神聖な、教会の、などを意味する宗教形態。

Wikipediaより

語源は、ラテン語「Spiritus（息、呼吸、魂、勇気、活気など）」に由来します。

掘り下げてスピリチュアルの語源を紹介します。

⑸語源「大いなるものの息の意」

スピリチュアルの語源は、Spirit（名詞）が形容詞になってSpiritual（形容詞）になっています。

「Spirit（名詞）」には、以下のような意味があります。

Spirit
元はラテン語の spiritus （息、呼吸、魂、勇気、活気などの意）に由来し、古典ギリシャ語の πνευμα （プネウマ、動詞「吹く」希: πνεω を語源とし、大いなるものの息の意）、ヘブライ語の רוח （ルーアハ）に相当。 spiritus は anima と対比されていた。印欧語圏ではキリスト教の伝統もあり、様々なものにスピリットの名がつけられている。ドイツ語の Geist （ガイスト）、フランス語の esprit（エスプリ）、スペイン語の Espíritu （エスピリトゥ）などに相当。

出典：Wikipedia

「大いなるものの息の意」と言う意味があります。

また、キリスト教においても「Spirit（名詞）」が明記されています。

主なる神は、土（アダマ）の塵で人（アダム）を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった

－創世記2章7節より引用

人間を形作る三要素として身体(Body)、心（Mind)、霊魂（Spirit）があげれれます。

Spiritは「神によって吹きこまれる息の中にあると考えられた生命の根源」とされています。

「霊魂」についても、掘り下げます。

「霊魂」は、体とは別に実体として存在すると考えられているものであったり、人間の生命や、精神の源とされ非肉体的、人格的な存在とされるもののことである。

出典：wikipedia

「精神の源」と解釈されています。

「霊魂」と似た言葉に実は、日本にも同じように解釈する言葉あります。

それは「気」です。「気」は以下のような意味があります。

気は英語のAura（アウラ）やラテン語のspiritus（スピリトゥス）、ギリシア語のΨυχή（psyche、プシュケー）、πνεῦμα（pneuma、プネウマ）、ヘブライ語のruah（ルーアハ）、あるいはサンスクリットのprana（プラーナ）と同じく、生命力や聖なるものとして捉えられた気息、つまり息の概念がかかわっている。

出典：wikipedia

今でも日本の場合は、空気ややる気、気持ちのようにありとあらゆるところで「気」は使われています。

以上から、スピリチュアルには「大いなるものの息の意」とも言えます。